2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

114 動物実験(46)歴史のドラマ 1 創始者ベルナール

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 114114 動物実験(46)歴史のドラマ 1 創始者ベルナール「新・動物実験を考える」の10章「なぜ動物実験は隠されているのか」は、10ページちょっとだが、動物実験の成り立ちと悔悟、将来への課題などが歴…

113 動物実験(45)「果てしない実験的研究」――凡庸と異常

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 113113 動物実験(45)「果てしない実験的研究」――凡庸と異常動物実験の闇が照らし出されるのは、内部告発などごく限られた幸運なケースによることがほとんどだ。だが、それほどおおがかりでない、日常的な、…

112 動物実験(44) 日本で最初の警鐘――専門バカさん 

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 112112 動物実験(44) 日本で最初の警鐘――専門バカさん 動物実験には重大な問題があるとわが国で初めて世論にアピールしたのは、1986年11月14日付け朝日新聞の「18頭の生きたサルをコンクリートに激突させ…

111 動物実験(43) 動物虐待罪で初の有罪判決を受けたタウブ

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 111 111 動物実験(43) 動物虐待罪で初の有罪判決を受けたタウブ博士 アメリカのメリーランド州シルバー・スプリングにある行動生物学研究所に踏み込んだ捜査員たちはあまりの悲惨な光景にわが目を覆った。錆…

110 動物実験(42) 吉兆より本質的な「研究偽装問題」

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 110110 動物実験(42) 吉兆より本質的な「研究偽装問題」「新・動物実験を考える」のなかで、野上ふさ子さんも少女のころの昆虫採集の風景を描いている。年上の小学生の男の子たちがたくさんトンボをつかまえ…

109 動物実験(41) 柳澤桂子さんの感性と研究

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 109109 動物実験(41) 柳澤桂子さんの感性と研究実験動物を死に至らしめるプロセスで「ここを越えたら、もう引き返せない、取り返しがつかない、そのような一瞬があった」と脳科学者・茂木健一郎さんはいう。…

108 動物実験(40) エピクロスとハイデガー

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 108108 動物実験(40) エピクロスとハイデガー茂木健一郎さんのウサギを殺す話の続き。 ウサギの肺が破裂する情景の幻影におびえながら、茂木さんは空気を送り続ける。そして考えるのだ。私という1人の人間が…

107 動物実験(39) 茂木健一郎さんが蝶の採集をやめたワケ

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 107107 動物実験(39) 茂木健一郎さんが蝶の採集をやめたワケ 前回、養老孟司さんの虫捕り再開の弁に「?」をつけてしまった。虫たちがどうせ環境破壊でやられるなら、いまのうちに自分が…、というささいな記…