2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

310 生老病呆死(47)思想家たちの死の追いつめ方

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 311 310 生老病呆死(47)思想家たちの死の追いつめ方宗教では、死後とあの世が隣り合わせに存在する。死ぬと一足飛びに「あの世」へ行くという設定で、死ぬ怖さがなくなり、安心を得る仕組みになっている。宗教以外の…

309 生老病呆死(46)<死>の怖さを共有・公式化できないわけ

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 309 309 生老病呆死(46)<死>の怖さを共有・公式化できないわけさきほど亡くなった吉本隆明は日本の戦後最大の思想家といわれるが、死についても多くの考察を残している。『新・死の位相学』に収められた論文「<死…

308 生老病呆死(45)人間はなぜ寂しいのか

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 308 308 生老病呆死(45)人間はなぜ寂しいのか帯津良一さんの死後論『虚空への旅人』説は威勢がいい。 死ぬときこそエネルギーが最高潮に達し、燃料も満タンになる。だから年を重ねていくほど身体の衰えとは逆に生命…

307 生老病呆死(44)いざ、150億年の虚空の旅へ

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 307 307 生老病呆死(44)いざ、150億年の虚空の旅へ 前回、岸本先生の「死後の世界はない。死後に<無>のイメージも持ち込まない。死は日常の普通の別れと同じ。あとはそれっきり」という死生観を引用した。これ…