2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

171  生老病呆死(34) 人間と大腸菌とトウモロコシは濃い親

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 171171 生老病呆死(34) 人間と大腸菌とトウモロコシは濃い親戚筋 会社でも結局えらくなれず、金もなくセックス力も衰え、この世の滞在日数さえ先が見えてきたいまのボクに唯一、ほの明るい慰めと安心を与え…

170  生老病呆死(33) ナズナ(ペンペン草)の瞬間と永遠

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 170170 生老病呆死(33) ナズナ(ペンペン草)の瞬間と永遠よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな(芭蕉)哲学者西谷啓治は著書「宗教と非宗教の間」(岩波現代文庫)でこの句の背景や深い意味を掘り下げている。ち…

169  生老病呆死(32) 世界三大詩人が見た「小さな花」

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 169169 生老病呆死(32) 世界三大詩人が見た「小さな花」 世界的な詩人たちは〈小さな花〉にどう向き合っているかーー名著「自由からの逃走」の著者エリッヒ・フロムはエッセイ集「TO・HAVE・OR・TO・BE」(所…

168  生老病呆死(31) 童謡が描く「来迎と往生」

168 生老病呆死(31) 童謡が描く「来迎と往生」日本人の宗教心の特徴をもっともよく表しているのは童謡「夕焼小焼」だと韓国のある宗教家が言ったそうだ。五木寛之がどこかに書いていた。その理由には触れていなかったが、CDを買ってきて聴いてみると、…

167  捨て犬・イルカ・コンビニの大量廃棄処分騒動

167 捨て犬・イルカ・コンビニの大量廃棄処分騒動 前回のシンポジュウムと同じころ、奈良康明・駒沢大学副学長はある仏教セミナーで動物や山川草木のいのちと仏教との関わりについて講演している。欧米と日本の考え方の違いなどもいくつか身近なエピソー…