2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

290 無限を信じる(12)子猫の母子 子猿の母子

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 290 290 無限を信じる(12)子猫の母子 子猿の母子前回の清沢満之の論説『倫理以上の安寧』は簡単にいうと、「倫理の世界では、あれも自分の責任、これも自分の責任というような煩悩に陥り、心に苦悶の絶え間がない。…

289 無限を信じる(11)先生は痰壺片手にカルタ取り 

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 289 289 無限を信じる(11)先生は痰壺片手にカルタ取り 清沢満之がたとえばキリスト教の内村鑑三や、弟子の暁烏敏に比べても知名度が低いのは、短命だったことのほか、自分の内側、内面にこもり、外側――社会的な活動…

288 無限を信じる(10)思うようになるもの・思うようにならないも

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 288 288 無限を信じる(10)思うようになるもの・思うようにならないもの 奴隷の哲人エピクテトスについては本ブログ41回の「なぜボクはロックフェラーの家に生まれなかったのか?」にちょっと触れている。 「世の中…

287 無限を信じる(9) エピクテトスとの出会い

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 287 287 無限を信じる(9) エピクテトスとの出会い 妻の実家、西方寺に隠退した清沢満之だが、数カ月後、本山の新法主の招きで再び上京することになる。明治31年秋、満35歳だった。それから没するまでの5年足らず、…

286 無限を信じる(8)改革運動は挫折、病身にまつわる人情の迷路

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 286 286 無限を信じる(8)改革運動は挫折、病身にまつわる人情の迷路清沢満之ら改革派の運動は急ピッチで盛り上がり、当局も一応、要求を受け入れた。法主の側近人事の異動が行われた。教学振興や教団運営の民主化に…