2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

176 生老病呆死(39) デモクリトス・マルクス・カント

176 生老病呆死(39) デモクリトス・マルクス・カント 岸根卓郎さんの「いのちと宇宙論」の締めくくりで、独演の舞台だ。 岸根さんは前回までのデータと情報論を合成して「宇宙には情報と物質の二極対立があり、しかも情報が先にあってそれにしたがって…

175 生老病呆死(38) アインシュタイン・ホーキング・プラトン

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 175175 生老病呆死(38) アインシュタイン・ホーキング・プラトン 京大名誉教授岸根卓郎さんの宇宙論はいよいよ「見えない宇宙」にはいっていく。前回に続きそのひとこと要約。 「現代の宇宙論は〈見える宇宙〉…

174 生老病呆死(37) さて、つぎはどの星に生まれようかな

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 174174 生老病呆死(37) さて、つぎはどの星に生まれようかな 作家玄侑宗久さんは国際分子生物学会のプレ・イベントで生命科学者の中村桂子さんと対談した。テーマは「命の不思議」だったが、両者の話の進め方…

173 生老病呆死(36)生物に命を与えた「目に見えない第三者」

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 173173 生老病呆死(36)生物に命を与えた「目に見えない第三者」とは? 生物を構成している物質をとことん分けて分けて分け尽すと、有機物の核酸(DNA)とタンパク質の二つになるそうだ。生物学的にいうと、こ…

172  生老病呆死(35) 人は自然の一部か? 人工自然か?! 

ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門 172172 生老病呆死(35) 人は自然の一部か? 人工自然か?! 前回の中村桂子さんの話を要約してもう少し続けよう。 「ゲノムで見ると、すべての生物が共通の祖先から生まれてきたということがわかる。同時にヒ…