43 番外 大阪府知事選 変革はいつも少数派から始まった

   ノラ猫たちとさまよったボクの仏教入門  43

  43 番外  大阪府知事選 変革はいつも少数派から始まった

 12月28日、テレビを見ると府知事選の3人が出ていて、ムダづかいがあかんといっている。
 
 橋下オッチョコチョイは、府庁職員が悪い、だから、自民・公明とこれまで必死になって調整をして支持を得ることができました、府庁を、府職員を変えます、と視聴者の取り込みに意識過剰ミエミエ。梅田マジメダケが「あなた、それ本当に出来ますか」「できます。自民・公明がついてくれました。あなたはできますか。あなた(の党)はどれだけの人に支持してもらっているのですか、支持が少なくてはなにも実現できないでしょ?」と変わり身はテレビ慣れを強みにイチ押し、ニ押し。――まじめ、ゲイなく無言。

 見ていて、共産党支持じゃないけど、いらついた。
 ボクなら、売名タレントにこういう。「?そういう安易なポピュリズムがいまの府政・府庁役人体質をつくってきたのでないか。自民・公明はこれまで多数派でやってきて、いまの府政全体を醸成したのでないか。この責任はジミンとコウメイにあるのじゃないか。あんたはその路線に便乗すべく両党に頭を下げてお願いに回ったのでないですか。それじゃあ、いまのままの延長じゃありませんか。ずっといまのままだよ。なんのために立候補したのかね??いまのままじゃいけないという良識的な自民・公明さんも混在してて、あんたの支持もなかなか一本にならんだろう。あなたは例によって売名に必死になっているが、さしもの両党も、良識的な人がいて、その人たちは懐疑的なんだよ、それはわかっとるだろ。右顧左眄して、いつでも急カーブを切れるのは石原さんをはじめとするタレント政治屋軍団の得意技だが、そういう府知事はもうしばらく大阪でごめんなんだよ。府民は実をほしいのさ。パフォーマンスとごまかしじゃないのさ。地味でいいからまじめに、まともにやってほしいと府民もやっと目覚めている。?なるほど、共産党はこれまで少数派だ。現状改革をめざしてきたのだ。みなさんの支持を得られていないのは残念だが、得られるべく努力を続ける。少数派だからといって、改革を目指して悪いはずはなく、改革の雄叫びはいつも少数派から始まったというのは歴史をみればわかるだろ。毎度、多数派がいいのなら、歴史は変わらないはずだ。多数派であるだけの理由で、両党にお願いに回っている橋下さんよ。ちっとは理想ももてよ、勉強もせいよ、口先ばかり達者にならずに。ま、すぐにまた、あんたは変わり身、忍術をしはるのだろうけど、有権者はたまらんぜ」

 なぜ、梅田さんはそういわなかったのだ。誠実なお人柄は顔を見ればわかる、しかし、ちっとは橋下さんの、はったりとでたらめとパフォーマンスを見習いなよ。それが政治を携わるものの必須条件だよ。政治家でいま、まともなのはだれもいないということは有権者がみんな知っている、そのうえで、ゲームに参加しているのだ。あんたもまじめそうな顔ばかりしておらずに、ゲームに参加しなよ。そうでないなら、もう立候補はやめなさい。共産党はつらいねえ、政治家むきなはったり屋、でたらめ屋、は在庫なしかね。

 民主党の熊谷さん、土建屋的風貌で、きっと思想的にもあんたはタカ派だろ。当選すると、すぐに自民党タカ派にむきだしで変身するだろ、いやいや、もともと、元祖自民党的にちがいない。しかし、それでもまだこの三人の中ではましかなあ、適度のはったりと知能と照れくささを維持できてる、とボクはテレビを見ながら思いました。